違和


「シカマルー!!!!早く任務しろってば!!!」

久々の四班合同任務。内容はやはり草むしりだった。眠りにつこうとしているシカマルをナルトが起こしに行くと、昼食の時間となった。

「ムグムグ…俺ってばもうすぐ火影を越すんだってばよ!!!(もう越してるけど)」

「ふん…ドベが…」

「そうよ!!!火影の名前はそう簡単につげないのよ!!!」

いつもの7班の会話。いつもはここでナルトがサスケに突っ掛かり、この会話は終了されたのだが、今日は合同任務。ナルトに好意を持っているキバも会話に参戦してくる。

「なぁなぁ…今、この里で最強の忍って誰なんだ?」

「暗部総隊長の…闇虹様…」

「聞いたことがあります!!火影様の命令しか聞かず、任務遂行率は100%…そしてパートナーである総副隊長の怜冥様としか任務をしないという木の葉最強の忍ですよね!!!」

拳をにぎりしめ、熱く語るリー。ぼそっ…とシノがつぶやいた言葉にはサクラが答える。

「…誰なのかはわからんのか?」


「えぇ。正体を知っているのは火影様のみといわれているわ。」




「実はこの中の誰かかもね〜」

「「(ギクッ!!!)」」

するどいイノの一言に内心ひやひやしながらも話を聞く。さっきから上忍が静かな所をみるとこっそりと聞いているようだ。

「キバはありえないわね。。総隊長が犬を使うなんて聞かないし。あとシノも。」

「女子は抜いていいわよね〜。あとチョウジとネジとリー君も。倍化の術なんて使わないし、白眼でもないわ。忍術が中心だしね。」

「サクラちゃん!!!俺はどうだってば?」

こんな会話に目立ちたがりの"ナルト"が参加しないわけがないので仕方なく聞く。

「…ナルト…」

「な…ナルト君…」

「ぅむ…」

「むむむ…(クーン…)」

「あ…あれ!?みんなどうしたってば!?!?」

予想外の返答に焦りまくるナルト。「ナルトなわけないじゃない!!」などの反応を予想していたのだ。

「この際聞いておこうと思うのだが…」

しぶしぶシノが話しはじめる。

「時々お前から鉄の臭いがするけど…なんでだ?ほんのわずかだけど俺の鼻はごまかせねぇ。」

「虫がお前から死の香りがすると言う。まるで…さっきまで人をあやめていたかのように。」

「一瞬…ほんの一瞬だけどナルトの目に…何も映ってない時があるの。氷のように冷たい目。」




「シカマルもよ。時々気配を全く感じないの。」

「お前はいつも隙がない。たまにみせる隙はわざとらしすぎるしな。」

「「…」」

「他のみんなも気付いているわよ」

キバ・シノ・サクラ・イノ・サスケの言葉に驚きつつ、嬉しかった。彼らは自分達が何かを隠し、強い事を気付きつつもいつもと同じように振る舞ってくれた。そのことがなによりうれしかったのだ。

「クククッ…俺達の負けだな…ナル?」

「みたいだってばね…どうする?シカ?」

「すべては貴方の御心のままに。」

「なら仮面ぬげってばよ☆」

「御意」

返事が聞こえるとすぐ、辺りの空気が色を変えた。その原因であると思われる子ども達をみると背中に冷たい汗がながれる。そこにはいつもの明るいナルトではなく何の感情も浮かべず、凜とした顔をした子供にはありえない冷たい瞳を持つ子がいた。その横にはいつもの気だるい雰囲気をぬぎすて冷静な顔をしたシカマルが立っている。

「俺の名は暗部総隊長…闇虹。真の名をうずまきナルト」

「私の名は暗部総副隊長…怜冥。真の名を奈良シカマル」

「「以後御見知りおきを」」

後で屍になっている上忍を一瞥すると上忍と下忍に強い結界をはる。

「「「「「「????」」」」」」




「動くな。もうすぐ滝の刺客が200人ほどくる。」

「俺達の実力を上忍に思い知らせるのにちょうどいいか?」

「そうだな」

爽やかに話しているが、内容はひどい。上忍のことを不必要と言っているようなものだ。
そうこうしているうちに滝の刺客がやってきた。

「動くな!!!おとなしく名家のガキを…?」

どんな状況に対処できる忍でも驚くのは当たり前だろう。
なんせてこずるであろう上忍とターゲットである下忍はつよい結界に守られており、どべたどいう情報が入っていたうずまきナルトと奈良シカマルだけが自分のだす殺気を軽く受け流し、こちらが怯むような殺気と威圧感を出しているのだ。

「ハァイ☆滝の刺客200名様♪」

「っっ!?なぜそれを…?」

驚くのも無理はない。なぜなら今、目の前に姿を現しているのは30人だけたったからだ。
残り170人は後ろの森に隠れて様子をうかがっている。
その言葉に上忍は目をむいた。自分達でさえ気付けなかった気配を簡単に、しかも大分遠くから数を正確に当てたことで目の前にいる教え子があの闇虹と怜冥だと確信したからだ。

「聞いてる?滝の刺客?せっかく昨日は逃がしてあげたのに…なんで来たんだ?殺されに?」




「ナル…また逃がしたのか?」

「だってありえねぇぐらい弱かったんだぜ?カカシぐらいなら軽くヤれるようになったら俺と闘うのに丁度いいかなぁ…ってv」

「その口調…内容…まさか昨日の!!!」

一部の刺客が後ずさる。どんな目にあったのかはナルトのみが知るが、大体は適当に強そうなヤツ以外一瞬で殺したのだろう。その恐怖はただものではあるまい。風が吹いたと思えば仲間の首が飛ぶのだから。

「あ〜だめだめ!約束破ったらどうなるか…わかってるんだろ?」

ニャリと効果音がつきそうな顔で笑うと目に見えないほどの速さで印を組んだ。
すると刺客のいる土の上のみ砂が渦をまきはじめ、どんどんと引きずり込まれていく。

「土遁蟻地獄の術」

「あ〜…めんどくせぇが…

───雷遁飛雷身」

ナルトの下からの攻撃を飛んでかわした者はシカマルの漢字の違う飛雷身に当たる。上下からの攻撃に次々と敵は倒れていった。

「おっ☆
お前は結構強いじゃんか…咄嗟の判断と瞬発力…でも…」

「俺達にゃぁ…勝てないぜ?」

上下からの攻撃をかわし、こちらへと向かってくる数人にむかってクナイをおもむろに投げる次々と刺客は倒れていく。その姿はまさに



"死神"だ。




「おしっ!終わり!」

「後始末ぐらい自分でしろよ…」

はぁ…めんどくせー…と呟きながらシカマルがパチンッと指を鳴らすと一瞬にして目の前にあった"モノ"が美しい紫色の炎につつまれた。

「いつ見ても綺麗だよな…この炎。」

「お前が紫にしろっていったんだぜ?本当は緑だったのによ…」

「そうだっけ?」

「あぁ…まぁ紫も悪くないけどな…」

ぴったりと寄り添いながらほのぼのと会話する二人を見る下忍+αは

(絶対に忘れられてる…)

と思った。実際に忘れていた二人はそのままいちゃいちゃとしだす。

「黒でもよくないか?」

「金とか青はどうだ?」

「「…それ、俺の色だな」」

「…ところでシカマル?なんで俺ら任務でもないのにこんな雑魚の相手してんだ?」

「…なんでだ?」

「…さぁ?」

お互いの顔を見つめながら考えこむ二人。やはり思い当たる節がないのかナルトがキョロキョロすると、バチッと下忍と目があった。

「あぁっ!こいつらの事忘れてたぜっ」

「そういえばいたな…こいつら自力で俺達の事見抜いたんだったか?」

「だな…なら理由も自分で探し出すだろ。」

うんうんと二人で完結してしまったシカマルとナルトは信じられない事を口にした。




「あ〜…説明するのもめんどくせぇから自力で考えろ。無理なら上忍でもばばぁでも脅せ。いいな?」

有無言わさぬシカマルの物言いと威圧感に皆はこっくりとうなずいた。

「よし!まぁ頑張れよ。俺今から任務だから。」

「ナル…てめーまた報告書書かせるつもりか?前してやったんだから今日はお前だ。」

「え〜…」

「あ゙?」

「ワカリマシタ…」

手になにやら怪しげな試験管を持ち、わざとらしい笑顔で脅すシカマルは恐ろしく怖い。
そんなシカマルに引きずられながらナルト達は姿を消した。















「先生vV?」

「…あぁっ!今日はイチャパラの刊行日だった!!速く行かないと!!
って……シノ君?この虫どけてくれないかなぁ?」

「…話せ。往生際が悪い。」

私も…俺も…と逃げようとした紅とアスマ、それにガイの逃げ道をそれぞれの武器を手に塞ぐ。サスケは写輪眼をぐるぐると回し、キバは赤丸を戦闘体制に。ヒナタとネジは白眼をだしている。

「「「「「先生?」」」」」

こうなればいくら上忍といえども逃げられない。瞬身をつかったとしてもキバ、ネジ、シノ、ヒナタにはいずれ追い着かれるだろう。カカシが観念した様に話しはじめた。





フリーだったので、もらってきました。
スレシカスレナルのバレネタ♪
私もこういうバレネタ書きたいなぁ…