一周年ありがとうフリーSS。ムクヒバツナ突発パラレル。
普通の女子高生ツナがある日突然異世界の国・ボンゴレにトリップしたという設定です。
ツナの幼馴染山本も一緒にトリップしてきた設定ですが出てきません。
髑髏ちゃんと骸は二人で霧の守護者ということになってます。
※女体化苦手な人は注意して下さい
「ちょっと、汚い手で綱吉に触らないでくれる?」
「それはこっちのセリフです。君こそ今すぐその薄汚い手を離しなさい」
現在、一人の少女を間に挟み、二人の男が睨み合っていた。
二人の間にはバチバチと火花が散っている。
そんな二人の名は雲雀恭弥と六道骸。
世界最強と謳われる大国、ボンゴレの騎士である。
とても剣の腕に長けている二人は、ボンゴレ内でも最強の名を馳せていた。
性格も似た者同士――本人達は認めようとしないが――。それ故に二人の仲はすこぶる悪い。
同属嫌悪というやつだろうか。
そんな二人の間に挟まれている少女は沢田綱吉。
平凡で、どこにでもいるようなごくごく普通の女の子だ。しかし、懐の広さでは誰にも負けない。
彼女は元々このボンゴレの人間ではなく、異世界からやってきた少女であった。
元々綱吉は、地球の日本というところで普通の女子高生をやっていた。
そんな彼女の前にある日、リボーンと名乗る赤ん坊が現れた。
その赤ん坊は一緒にいた綱吉の幼馴染・山本武もろとも綱吉を異世界へと引きずりこんでしまったのだ。
リボーンによって異世界に連れてこられた綱吉は、衝撃の事実を聞かされる。
『沢田綱吉……お前はこのボンゴレ王国の十代目王だ』
もちろん、驚かないはずがない。
綱吉は全力でその事実を否定し、自分は王になんかならないと主張した。
しかし、そんな綱吉の意見は聞き入れてもらえず。
お前に拒否権はねぇ、と言われて無理矢理王になる為の教育が開始されたのだ。
ボンゴレの次期王となる――本人にその気はないが――綱吉。
王となるからには、色々と危険はつき物である。
そんなあらゆる危険から王を守る為に代々守護者が存在する。
雲雀と骸はその守護者の一人である。ちなみに、綱吉と一緒に連れてこられた山本も守護者である。
最初はまるで綱吉に興味がなかった二人。
しかし、二人はいつの間にか綱吉に惹かれていた。
綱吉が好きで好きでたまらなくなり、暇さえあれば綱吉の所に通いつめるようになっていた。
そして、綱吉の所に行く度に、二人は鉢合わせしてしまう。
仲がすこぶる悪い二人は綱吉巡ってケンカするようになってしまった。
このように綱吉を間に挟んでにらみ合うなど、日常茶飯事だった。
「君なんか綱吉にふさわしくないよ。今すぐ消えて」
「何を言ってるんです。君の方が綱吉さんにふさわしくありませんよ。君が消えなさい」
「君、頭大丈夫? 僕ほど綱吉にふさわしい男はいないよ」
「クハッ! 君こそ頭大丈夫ですか。綱吉さんにふさわしいのはこの僕です」
「寝言は寝てから言ったら? ていうか死ね、このパイナップル」
「あなたが死になさい、この鳥風情が!」
「……噛み殺す」
「返り討ちにしてあげましょう」
ジャキンッとお互いの武器を構えだす二人。
そんな二人を慌てて止めに入る綱吉。
「わーっ! や、辞めて下さい、二人共!」
「大丈夫ですよ綱吉さん。この鳥は毛一本残さず消してあげますから」
「安心して綱吉。このパイナップルは跡形も残さずグチャグチャにしてあげるから」
「ちょっ、そういうこと聞いてるんじゃありませんから! 辞めてくださいよ二人共ー!」
「危ないからさがってて、綱吉」
「君を傷つけるようなヘマはしませんが、危ないので一応さがってて下さい」
ニコニコと黒い笑みを浮かべて戦いの体勢に入る二人。
お互いの武器がギラリと怪しい光を放つ。
普通に止めたのではダメだ、と判断した綱吉は、グッと腹に力を入れ、あの言葉を叫んだ。
「二人共、今すぐ辞めないと嫌いになりますよ!」
その瞬間、二人の動きがピタリと止まる。
武器を下ろしたかと思うと、それを投げ捨てすごい勢いで綱吉に抱きついた。
綱吉は雲雀と骸にサンドされている形になっている。
「ごめん、綱吉」
「すいません……綱吉さん」
「もう二人で殺し合おうとするの、辞めて下さいね」
「約束するよ。だから嫌いにならないで、綱吉」
「もう絶対にしませんから。だから嫌いにならないで下さい、綱吉さん」
「……なら、いいんです」
ニコリと笑って二人の背中をポンポンと叩く綱吉。
ギュウウ、と綱吉を抱きしめる腕に力を込める雲雀と骸。
二人は綱吉の耳元で甘く囁いた。
「愛してるよ……綱吉」
「愛していますよ……綱吉さん」
そして二人は、綱吉の頬に優しく口付ける。
二人の甘い言葉と口付けに、綱吉はカァァと顔を真っ赤に染めた。
((可愛い……))
顔をリンゴのように真っ赤にしている綱吉を、更に愛しく思う二人だった。
愛してる、僕らのお姫様
1周年記念フリーだったので、強奪っっ
暗黒サンド大好きです!!